こんにちは、とびうお(@tobiuo89098360)です。
多くのマイホーム購入者は住宅ローンという借金をしてマイホームを買っています。
「滞納歴もないし、所得もそこそこ、仕事も3年以上勤めている」
住宅ローンは当たり前のように通るだろうと思っていた私でさえも
いざ自分がローン審査をするときには通るのかドキドキしながら結果を待った経験がある。
無事に承認が降りホッとしたのは束の間。
銀行は「このままだとお金は貸せない」と言い始めた。
今回はそんな落とし穴にすっぽりハマったお客様(Aさん)の話を営業マンとしての実体験をもとにご紹介します。
なぜローンは通ったのに銀行は貸してくれないのか?
結論から言うと、
「顔写真付きの本人確認書類が提出できないから」
【顔写真付きの本人確認書類の例】
- パスポート
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- 各種資格証明書(宅建士など)
※九州の地方銀行です。(銀行名は伏せます)
顔写真付きの身分証明書を持ってない!?
希望エリアで建売住宅の購入を決めたAさん。
給与が振り込まれている銀行で住宅ローンの事前審査を進めた。
結果は、条件付き承認。
条件とは?
顔写真付きの本人確認書類を本申し込みまでに提出すること。
いままで何かしらの証明書を持っている方々ばかりだったため、難なく進められるかと思いきや…
顔写真付きの証明書は一つもありません。
運転免許もマイナンバーもありません。
(心の声)
嘘でしょ!!!?
本来なら、ゆっくり顔写真付きの書類を作成すればよいのだが、今回はそれができない事情があった。
なぜなら、人気物件で建売住宅の売主から契約、決済(引渡し)の期限を短く設定されていたから。
さらに、2番手(Aさんが買えないならほしいと言う方)の方までいた。
つまり、書類の準備を急がなければいけなかった。
購入に向けた対応策
原付バイクの免許を取る
パスポート、最短8日。
マイナンバーカード、概ね1ヶ月。
という書類作成期間に比べ、圧倒的に早く出来上がるのが
原付バイクの免許証。
なんと1日。
もちろん、自動車の運転免許証同様に顔写真付き。
運転免許試験会場などで、学科試験+原付講習(約3時間)を終えれば免許証を受けられる。
費用は、8,050円。(内訳は以下)
- 受験料 1,500円
- 交付手数料 2,050円
- 講習受講料 4,500円
Aさんにはすぐに紹介した。
これで問題なくローンが通ると安心しきったところにAさんから電話。
すみません。原付の試験に落ちました。
他の方法はないですか?
学科試験で落ちたとの報告だった。
フラット35(住宅金融支援機構)で住宅ローンを勧める
最終的に、フラット35で住宅ローンを進めることに決まった。
フラット35とは、超ざっくり言うと国が提供しているローン商品。
審査基準は比較的ゆるく、顔写真付きの本人確認書類がなくても手続きが進められる。
具体的に言うと、健康保険証+印鑑証明書などだ。
これら、マイホーム購入最終手続きの司法書士が行う本人確認手続きにも利用することができる。
過去記事でも、紹介しているとおり審査基準はゆるめでローンは通りやすい。
一方、固定金利のため変動金利と比較すると金利は高い。
変動金利と固定金利の違いについて知りたい方は過去記事をどうぞ。
おわりに
今回のケースはさまざまな悪条件が重なって急を要したが、なんとかマイホーム購入のサポートをすることができました。
顔写真付きの本人確認書類がないと以下のようなリスクがある。
取得を急ぐ必要性は全くありませんが、
何か一つでも常備しておくといざ希望のマイホームが見つかったときに焦らなくて済みます。
仕事柄、顔写真付きの証明書の提示を求められるシーンが多い私から見ると「よく今まで難なく生きてこれたなー」と逆に凄いと感じてしまいました。
より深く住宅ローン金利について詳しく知りたい方はこちらの書籍がオススメ。
これからも住宅購入を控えている皆様の参考になる記事を書いていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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