こんにちは、とびうお(@tobiuo89098360)です。
「団体信用生命保険」ってご存知ですか?
漢字八文字、、
もう読む気なくなりますよね。
ですが、この保険。
マイホーム購入者のほぼ全員が加入しているといっても過言ではない、とても大切な保険なんです。
日本人が大好きな生命保険の一種で、略して団信(だんしん)と呼ばれています。
本記事では、団体信用生命保険のことを団信(だんしん)と呼んでいきます。
団信に加入することにより、住宅ローンを組んでいるあなたが亡くなったり高度障害になった場合、住宅ローンはチャラになり、残された家族を守ることができます。
健康でないと家が買えない
いきなり不吉なことをいいますが、、、
住宅ローン返済中にあなたが亡くなったもしくは以下のような高度障害状態になったとき、残された家族はいままで通り難なくローン返済ができるでしょうか?
たくさんの貯金や不労所得がある家庭は返済に苦労しないかもしれませんが、現実そのような家庭は決して多くありません。
銀行は、以下2つの理由から原則、団信の加入を義務付けています。
- 残された家族を露頭に迷わせないため
- 銀行が確実に資金を回収できるようにするため
例外として、国(住宅金融支援機構)が融資をしている「フラット35」は団信の加入は任意としている。
フラット35について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
当然、保険会社もビジネスですから死亡リスクの高い人、つまり不健康な人や高齢者を加入させるわけにはいきません。
したがって、健康でない人は団信に加入することができず「家が買えない」ということです。
なお、団信に要する保険料は銀行の借入金利に含まれており銀行が保険料を負担しています。
別途出費が増えることはありません。
団信に加入できず住宅購入ができなかった事例
建売住宅の購入をしようとしていたKさんご家族。
住宅の購入申し込みをしたのち、住宅ローンの事前審査を行った。
3日ほどで事前審査は難なく承認が得られ、売買契約を締結。
契約後は、住宅ローンの本申し込みを行うのだが、ココで問題が発生。
事前審査では行われない、団信の「健康状態の告知」で引っかかって住宅ローンが借りられなかったのだ。
よくお話を聞くと過去3年の間に手術歴があり、審査当時も薬を飲んでいた。
万が一、住宅ローン審査が通らなかったら契約が白紙解約となる「住宅ローン特約」付きの売買契約であったため契約時に支払った手付金もそのままお返しした。
これからマイホームを購入される方は問題がないかチェックしておくと良いと思います。
上記はほんの一例となりますが、告知がすべて「なし」であれば問題なく加入ができます。
過去に以下の病気になった方で、団信の加入を見送られるケースがありました。
- がん
- 心疾患
- 精神疾患
- 難病
嘘の告知をすると加入はできるかもしれませんが、本当に万が一の事態になったとき保険金がおりないケースも十分に考えられますので正直に告知しましょう。
団信の加入ができない場合の対処法
フラット35を使う
国(住宅金融支援機構)が融資をしているフラット35であれば、団信の加入は任意。
そもそも、潤沢な資金がありいつでもローンを完済できる方や民間生命保険の内容を手厚くしてカバーできる方にはおすすめです。
ただし、フラット35は全期間固定金利なので、変動金利よりは借入時の金利が高くなってしまう。
金利に関する詳細は、過去記事をご覧ください。
契約者を変更する
例えば、共働き家庭のご主人が団信への加入ができなかった場合。
奥さんにローンを組んでもらう方法がある。
どうしても男性の方が所得が多い傾向にあるため、奥さん単独では借入額が減ってしまう場合も多々ある。
その場合は、「親子リレーローン」がおすすめです。
親御さんと収入を合算してローンを組むことで借入額を増やすことができる。
この場合、親御さんは一緒に住まなくてもよいですし、年金でも収入があれば問題ありません。
告知期間の経過を待つ
最後に行った手術や治療から3年経過するまでマイホーム購入を見送る。
ただし、保険会社によって期間は異なりますし、待っている間に病気が再発してしまう場合もあるため注意が必要。
団信に付帯する保障内容で差別化を図る銀行
最近は、低金利が続いており、金融機関は保障の手厚さで差別化を図っているように思える。
ですので、単に「金利が安いから」と安易に判断せず、金利と保険の保障内容のバランスを見比べることも重要になってきています。
【試算】保障を充実させることでどのくらい負担が増えるか
「金利が上がったら具体的にいくら出費が増えるの?」
という質問が出てきそうです。
具体的に3000万円の中古住宅を買ったときの事例をご紹介します。
通常の団信(1%) | 3大疾病保障(1.1%) | 8大疾病保障(1.3%) | |
月々の支払い | 84,685円 | 86,091円(+1,406円) | 88,944円(+4,259円) |
総支払額 | 3,556万円 | 3,615万円(+59万円) | 3,735万円(+178万円) |
8大疾病保障との差は総額で178万円。
車が買えてしまう、なかなかインパクトのある数字ですね。
私はどうしたか【経験談】
結論、通常の団信を選びました。
以下の保障が無料で付帯されるようになりました。
- ガン保障(ガンになったらローンが0円)
- 余命6ヶ月宣告でローンが0円
- 配偶者がガンと診断されたら100万円のお見舞金がもらえる
住宅購入についてはこちらの書籍を何度も繰り返し読み勉強しました。
3大疾病・8大疾病を選ばなかった理由
3大疾病(ガン、急性心筋梗塞、脳卒中)・8大疾病(高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎)に限られてしまうからです。
例えば、急性心筋梗塞は「心疾患」という病気の中の一つであり、全体を意味するものではありません。
心疾患のうち、狭心症や不整脈、心不全といった心臓に関する病気があるがそれらは含まれません。
あくまで、対象は「急性心筋梗塞」に限られてしまいます。
同様に脳卒中も「脳血管疾患」の中一つの病気であり保障の範囲が限定的であったためです。
また、団信は最初に選んだら途中からプラン変更することができません。
疾病保障をつけるよりは、幅広く保障を得られる民間の掛け捨て保険でカバーしようと考えました。
民間保険であれば、いつでも加入できますし、いつやめても問題ありませんからね。
自由に使える貯蓄を持っておく
備えるべきは「病気」だけではないと考えています。
何らかの理由で一時的に働けなくなるリスク、教育費用が増大するリスク(子供の夢を応援)、親の介護リスクなどさまざまなリスクを考慮しなければんりません。
そんなときに役立つのが「貯蓄」です。
現金はどんなときでも自由に使え、さまざまなリスクをカバーしてくれます。
また、余剰資金があれば投資に回して資産拡大を図ることも十分に可能だと考えています。
住宅ローン借入年数を延ばして余剰金を積み立て投資に回す方法を過去記事で紹介しています。
健康維持に努める
病気になりにくい身体づくりを心がけています。
- 週に2度のトレーニングジム
- 家のまわりをランニング
- たばこは吸わない
- お酒は2週間に1度
- 栄養バランスを考えた食事
- 毎年の健康診断
病気の原因は、遺伝のほかには生活習慣の乱れがあります。
できる限りストレスの少ない環境で、病気になりにくい身体づくりを続けていきたいと思います。
さいごに
住宅ローンは奥が深い。
健康は何にも変えられない「資産」です。
いつでも団信に加入できるよう、健康維持に努めたいですね。
少しでも賢くお得にマイホームが購入できるようお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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